2017年01月17日

投資戦略を作る (2) 目標を作るときの注意点

前回、目標を作りましたね。

今回は、目標を作るときの注意点、を書きます。


ゼロに何を掛けてもゼロ、です。これは初級算数なので誰でも分かっていることです。

ですが現実は?

例えば将来不安の解消のためにお金をたくさん確保したい、という人を考えた場合、
「スタート地点である現在、種銭を幾ら持っているのか?」
を考えないとなりません。

投資で増やす、といっても、投資元金となる種銭がゼロでは、どうにもなりません。
ゼロでなくても、非常に小さい金額であればゼロと同じな場合もあります。

たとえば1万円とか、10万円。
これくらいの小さいお金を運用しても、増えません。(いや、増えますが、実感できるほど増えません)

たとえば10万円を1年間、利回り50%で運用できたとして、初年度は5万円の利益です。
実は10万円の元金を利回り50%で20年間運用すると、計算上、20年後には2億円を突破し、3億円すら上回るのですが・・・そもそも利回り50%という驚異的な利回りは、20年間で1回くらいはあるかもしれませんが、そうそうあるものではありません。
そして投資戦略作成上も、こういう無理な計画を想定することは、そもそも 「達成不可」 ということが前提となっているようなものなので、よくありません。

投資元金はある程度の金額が必要、です。
では幾らの元金ならいいのでしょうか? これはエクセルを使うと、考えをまとめることができます。

まず、前回書いた目標例を使い、運用期間を20年とし、目標が2億円とします。

例えば元金が1千万円の場合、20年間の運用で2億円を突破するには、20年間の平均利益率が16.2%必要です。(もちろん複利運用です)

16.2%の平均利益率、というのは、無理とは言いませんが極めて難しい、と、私は感じます。
いくら計画を立てても、達成できないような無理なものは駄目ですよね。

なのでまず、この場合は平均利益率16.2%を、目標と運用期間を変更せずに、どうやったら下げられるか?を考えます。
方法は2つ。1つ目は元金をもっと積むこと。2つ目は運用途中で投資資金を上積みすること、です。
このようにして現実的な数字をどんどんはじき出していくわけです。

再度この例を出すと、毎月3万円を積みたて、年間36万円を貯めたら投資元金に追加する、と仮定して計算し直してみましょう。
20年間、毎年36万円ですから、720万円分だけ自己資金を増やした、ということになります。
その場合の平均利益率は、15%となります。先程は16.2%でしたので、1%以上減りましたね。だけどまだ厳しい。

毎月3万円の貯金をもっと増やせるならいいですが、増やせないなら他の方法を考えましょう。

元金を増やせるかどうか。
運用期間を伸ばせるかどうか。
目標を下げられるかどうか。

こうやって微調整しながら、できれば平均利益率が10%を下回るか、または10%に近づくようにしたいものです。

なぜなら、投資ですからね。年間の成績がマイナス、というときもあります。
できるだけハードルを下げ、現実的に達成できるような長期間の計画と目標を作りましょう。

投資戦略は、この目標づくり、がほぼすべて、と言ってもいいと思います。

posted by 音有 at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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